教育活動

学部授業担当科目

   授業科目 学年 講義概要



















 
キャリア開発T  1  【テーマ】
 卒業後の社会的自立と職業的自立に向けて大学時代の過ごし方を考え、計画する。
【到達目標】
 社会が求める人間像(自主性、責任感、教養、分別、コミュニケーション力)について考え、学生時代をどのように過ごすべきか、各自の具体的目標を持つことができる。また、職業選択能力を身に付け、今後の人生設計に必要な基礎能力を養うことを目的としている。人は何のために生きるのか、人生とは何か、と言うことについて考え、社会人となったときに必要な能力を大学時代に身につける必要性について理解する。大学で学ぶ意義、社会が求める人間像、自己を知ることを通じて今後の4年間で何を修得すべきかを考える。
環境経営概論  【授業の到達目標及びテーマ】
 「戦略的環境経営の必要性と意義」をテーマとして、地球環境と企業経営の関係性を学び、な  ぜ環境経営が必要なのかということについて考える。環境と経済及び環境経営の方法論の概要を学ぶことにより、2年次以降の専門科目に円滑につながる能力を身につけることを到達目標とする。
【授業の概要】
 なぜ、企業は環境に配慮した経営をしなければならないのか、持続可能な人類社会を築くために環境経営が必要なことを、環境問題発生の原因と関連づけて理解する。さらに、持続可能な企業経営における、企業の社会的責任と環境経営戦略の概念と重要性について理解するとともに、環境経営の具体的内容について概要を講義する。
地球環境科学  1  【授業の到達目標及びテーマ】
 「環境を科学的に理解する」をテーマとして、地球環境について自然科学と社会科学の両面から学び、環境問題の解決を自ら考え、行動に結びつけるための能力を身につける。地球環境の歴史的変遷及び地球の物理的環境、化学的環境、生物学的環境なと、地球そのものについて理解する。また、社会化学的に地球環境を捉える視点について理解する。加えて、地球環境問題の原因と現状について学んでいく。環境社会検定合格レベルを到達目標とする。
【授業の概要】
 地球環境問題を理解するための基礎的知識を学び、地球環境問題とは人間の活動が自然環境に影響を与え、それが再び人間や社会に悪影響を与える図式を知る。地球環境の基礎である水圏、気圏、地圏、生物圏についての基礎的な理解を深めるとともに、人間活動と自然環境との関わりについての複雑な仕組みを考察する。また、人間及び社会システムと環境破壊、資源、エネルギー問題等の関係について、事例を示しながらその問題点と解決策を導き出す能力が身に付くよう討論を交えながら講義を進める。
キャリア開発U
(地域ボランティア) 
2   【授業の到達目標及びテーマ】
 「地域貢献ボランティア活動を通して地域社会に積極的に参加できる人材となる。」をテーマとする。各学科で定められたディプロマポリシーの技術・行動項目において、「社会に積極的に参加できる人材となる。」を目的とした科目であり、具体的には、地域のボランティア活動へ参加し、地域の人々と共にふれあい活動することで、地域社会に貢献しようとするこころや姿勢を持ち、地域社会や身近な生活におこりうる問題点を理解し、解決するために地域社会に積極的に参加できるようになることを到達目標とする。
【授業の概要】
 キャリア教育の一環として社会人基礎力を身に付けるために、地域貢献ボランティアをおこなう。具体的には、ボランティアの社会的役割やボランティアの意義や活動時の注意事項等について学んだのち、地域から要請を受けたボランティア活動を10コマ分(20時間以上)行なう。ボランティア活動は、ボランティア活動予定表(5月〜1月末まで)から活動時間合計が20時間以上になるよう選択し、活動をおこなう。その後、ボランティア活動報告書(1,000字以上)を作成し、グループに分かれ発表を行う。
循環型社会論  2  【授業の到達目標及びテーマ】
 「持続可能な資源利用を促進し、循環型社会の考え方の修得」をテーマとし、循環型社会の必要性を学ぶと共に、資源の循環利用について学んでいく。また、資源循環型社会における企業経営のあり方を理解し、資源をマネジメントできる能力を身につけることを到達目標とする。
【授業の概要(400字)】
 製造業においてはものの生産が企業活動の柱である。そこでは大量生産・大量消費社会を作り出すことを目指してきたが、そのことが大量廃棄社会を作り上げ、廃棄物問題及び資源の枯渇問題を引き起こしている。近代の生産システムは資源の採取から生産・消費・廃棄までの一方通行であったが、今後の社会においては、資源の循環と経済の循環を同時に成り立たせる循環型社会の形成が必要である。本講では、循環型社会を作るために必要な取り組みと企業の役割について論じる。
環境マネジメント   3  【授業の到達目標及びテーマ】
 「環境マネジメントシステムの構築能力の修得」をテーマとして、なぜ、企業は環境マネジメントシステムに取り組まなければならないのかを理解すると共に、その仕組みを学び、環境マネジメントシステムを構築する能力を身につけることを到達目標とする。
【授業の概要(400字)】
 環境経営の中心的なツールとして環境マネジメントシステムがある。環境マネジメントシステムは企業の自主的取り組みを制度化したものであり、法的規制とは異なるが、企業等の組織が環境負荷を低減させるためのシステムとして有効な手段である。環境マネジメントシステムの国際規格としてISO 140001が発行されており、多くの企業が認証取得を目指している。本講では、環境マネジメントシステムの要求事項を理解し、実際に環境マネジメントシステムを構築するための能力を養う。
企業経営と環境倫理   3  【授業の到達目標及びテーマ】
 「企業経営における環境倫理の位置づけの理解」をテーマとし、環境倫理の観点から企業の存在意義を学んでいく。人間と自然の関係、人間と生態系の関係、公害と正義、未来世代への責任などを問う環境倫理を、企業の社会的責任と関連づけながら学んでいく。持続可能な社会の構築における企業の役割を理解し、実践できる能力を身につけることを到達目標とする。
【授業の概要(400字)】
 企業は何のために存在しているのかという問いに対して、環境倫理の観点から企業の存在意義を考えていく。企業が持続可能であるためには人間社会と自然環境が持続可能でなければならない。また、存在意義を経営ビジョンとして示し社会的責任を果たしていく必要がある。本講では、人間と自然の関係、人間と生態系の関係、公害と正義、未来世代への責任などを問う環境倫理が、企業経営にどのように関係しているのか企業の社会的責任と関連づけながら学んでいく。
キャリア開発V  3   【授業の到達目標及びテーマ】
自分に適した職業進路を具体的に選択し、就活のため、具体的能力を発揮できるようにする。
自分に適した職業進路を選択することができる。就職活動ができる能力を身につける。選択した進路および社会が求める人間像について考え,身につけておくべき自主性や責任感、社会人としての一般常識や教養、分別、協調性やコミュニケーション力を再確認し実質的なものにすることができる。
【授業の概要】
 合同授業日と各学科の授業日とで授業は構成されている。合同授業は、就職活動を行うために身につけておくべき内容から構成されている。     
インターンシップ  3   【授業の到達目標及びテーマ】
 「実社会を経験し、有意義な大学生活を送る」をテーマとして、企業における実習を経験し、社会人としての基礎知識を身につけるとともに、その後の大学生活を有意義に送るためにはどうすればよいか、自分で考え、自分で行動できる能力を身につけることを到達目標とする。
【授業の概要】
 就職した大学生のうち、30%が3年以内に会社を辞めるという事実。政府はフリーターを正しい職業に就かせるために、意識を変えるための措置を考えているがままならない。大学のうちに社会、民間企業とのコラボレーションをとりながら企業との接点を持ち、実社会への興味を喚起させるため、また若者の自由で、柔軟な発想で企業を活性化させる目的でインターンシップを行う。授業は、基礎知識やマナーを修得するための講義と、実際に企業に出向いて行う実習により構成されている。
           
           


















エンカレッジT ●授業のテーマ及び到達目標:大学生活を、自らの力で、楽しく、より実りあるものにする為の知識と方法を学ぶ。また、自己責任において、キャリア・デザインを描くことができることが到達目標である。
●授業の概要:大学生活は、高校生と異なり、学生生活も学外生活も、ある一定の 枠内ではあるが、各個人の自由と責任に委ねられる部分がある。実は、この部分が 各自の大学生活を決定づける重要な意味をもつものであり、その意義を学習する。
エンカレッジU ●授業のテーマ及び到達目標:「エンカレッジ・I」において学んだ社会人としてのキャリア・デザインを視野に入れた大学生としての自己実現の知識と方法を基に、具体的なその方法論を学習することが、この授業のテーマである。 到達目標は、多様性の社会における自己の目標設定力と、自己コントロール力、 及びその表現力の習得である。
●社会の変革に伴い、自己も変革しなければならない中で、変革する目標設定力、自己コントロール力、及び、表現力を学習し、習得する。
キャリア開発T ●授業の到達目標及びテーマ:職業選択能力を身に付け、今後の人生設計に必要な基礎能力を養うことを目的としている。人は何のために生きるのか、人生とは何か、と言うことについて考え、社会人となったときに必要な能力を大学時代に身につける必要性について理解する。大学で学ぶ意義、社会が求める人間像、自己を知ることを通じて今後の4年間で何を修得すべきかを考える。
●授業の概要:経済社会環境が大きく変化し、個人のライフスタイルが多様化・多価値化した現代においては、キャリアの選択肢は増えたものの、逆に複雑・混沌としてきている。本授業では、ワークショップ手法を用いて、自分の人生を自分で考えることが出来るようにする。
化学物質管理 化学物質の生態系及び人体に与える影響について理解するための基礎知識を習得する。化学物質は種類により毒性作用が異なるが、それは化学物質の吸収、代謝、排泄経路および作用部位が異なるからである。これらの作用を医学的に学ぶことにより、化学物質の危険性を理解する。また、発ガン性、遺伝毒性、内分泌撹乱作用の機構について学び、毒性の強さの表し方についても理解する。人間社会における化学物質による環境汚染の現状も含め、化学物質のリスクアセスメントの基礎について講述する。
環境マネジメントシステム論 環境経営の中心的なツールとして環境マネジメントシステムがある。環境マネジメントシステムは企業の自主的取り組みを制度化したものであり、法的規制とは異なるが、企業等の組織が環境負荷を低減させるためのシステムとして有効な手段である。環境マネジメントシステムの国際規格としてISO 140001が発行されており、多くの企業が認証取得を目指している。本講では、環境マネジメントシステムの要求事項を理解し、実際に環境マネジメントシステムを構築するための能力を養う。
化学T 主に無機化学全般の基礎知識を解説する。原子の構造を解説し、各元素の性質が周期表の位置によってどのような傾向で変化するのかを解説する。同時に、個々の物質の性質についても詳しく解説する。また、結晶、錯体、分子などの構造の成り立ちや性質の発現原理について、図を活用しながら考え方の基本を解説する。
化学U 主に有機化学全般の基礎知識を解説する。最初に有機化合物の構造と結合に関する全体的な内容の説明を行い、官能基ごとに化合物の命名、性質、反応について解説していく。次に立体化学の基礎的内容についても解説する。学生の理解を深めるために、必要に応じて演習問題の導入や分子模型も使用して講義を進める。
化学物質と人間環境T 化学物質の生態系及び人体に与える影響について理解するための基礎知識を習得する。化学物質は種類により毒性作用が異なるが、それは化学物質の吸収、代謝、排泄経路および作用部位が異なるからである。これらの作用を医学的に学ぶことにより、化学物質の危険性を理解する。また、発ガン性、遺伝毒性、内分泌撹乱作用の機構について学び、毒性の強さの表し方についても理解する。人間社会における化学物質による環境汚染の現状も含め、化学物質のリスクアセスメントの基礎について講述する。
土壌環境論T 土壌は陸上の生態系を維持するための基本要素であり、土壌の成り立ち及び土壌の性質と役割について解説し、地球環境と地球生態系の基礎となる土壌環境のイオン交換能、ろ過能、微生物の作用など、環境を保全する上で重要な土壌の基本機能をを学ぶ。また、土壌の作用を微生物の働きを中心にして考えるとともに、地球生態系と土壌の関係について講述し、人間活動がもたらす土壌劣化の図式とその修復法についても解説し、地球環境の保全における土壌の役割を理解する。
水質環境論T 水環境のリスク評価を行なうための基礎知識を習得出来るようにする。水質汚染は、富栄養化に代表される有機性の汚染と、有害化学物質による汚染がある。これらの汚染の原因について理解するとともに、水質を管理するための基準の考え方について検証する。また、水質測定方法と測定結果の評価方法について学ぶことにより、水質汚染の現状を理解する方法を学ぶ。さらに、水質の浄化方法についても学習し、水環境の保全について、広い視野から考えることができるように講義を進める。

基礎演習・演習

科目 学年
基礎演習T・U
基礎演習V・W
演習T・U
演習V・W
卒業研究


大学院(通信制)環境リスクマネジメント研究科担当科目

授業科目  講義方法  授業概要
地球環境科学特論 テキスト科目   地球環境は,自然環境とそれに影響を与える人間活動の相互作用により形成される。したがって,地球環境を理解し環境への対処方法を考えるためには,自然科学と人文・社会科学の知識と技能が必要である。本講では,まず,自然科学の立場から地球環境の現状について正しく把握・認識する。その上で,地球環境と人間の関わり方を科学的に考え,人類はどのような考え方で環境と向き合い,行動するべきかを考えることを通して,人類を含むすべての生物の持続可能な生存について考察する。
廃棄物学特論 テキスト科目   人類が社会経済活動を営む以上,廃棄物の排出を避けることはできず,その活動が大きくなれば,廃棄物の排出も増加し,地球環境に大きな負荷をかけることになる。廃棄物対策の一環として循環型社会の構築が課題となっているが,循環型社会における廃棄物処理の位置づけは必ずしも明確ではない。
 本講では,廃棄物を中心に物質収支の現状と地球環境容量の考え方を理解したうえで,リサイクルや処理処分のあり方を検討する。さらに,総合的で持続可能な廃棄物管理の方法について,環境効率性,処理コスト,社会的受容性の評価軸を組み合わせて考察する。
循環型社会学特論 スクーリング
(オムニバス) 
 20世紀の人類が残した負の遺産ともいうべき環境への悪影響の反省から,21世紀の社会システムのあり方として循環型社会の構想が打ち出された。この基本・応用理論を考察する。
(井勝担当分)
 
自然環境とそれに影響を与える人間活動の相互作用により地球環境は形成されている。地球環境と人間の関わり方について概説する。また,人間が社会経済活動を営む以上避けることの出来ない廃棄物の排出に関する諸課題について教授する。
環境リスクマネジメント特論 テキスト科目
(オムニバス)
環境リスクマネジメントを社会科学の立場から考察する。
(井勝担当分)
化学物質のリスクマネジメントについて考察する。
環境リスクマネジメント演習 スクーリング 修士論文作成

吉備国際大学シラバスへのリンク


地域密着実践教育

ゼミや学科の授業で取り組んでいる、高梁の地域資源を活用した学生教育の報告書です。井勝ゼミも積極的に学外に出かけています。

「地域がキャンパス報告書 pdf」

高等学校出張講義

高等学校における環境教育を支援しています
遠慮なくお問い合わせ下さい

講義題目 講義概要
環境問題を考える視点 自然科学の視点だけで環境問題を考えていたのでは解決することはできません。社会科学,人文科学の視点からも科学的に考えることで解決策が見えてきます。環境問題を広い視野から考えることの重要性と,考え方の基本をお話しします。
環境問題の解決策を考える 環境問題を解決するためには,人間活動を自然のシステムと調和させる必要があります。環境問題の本質を見据え,環境問題の解決策を考えます。
人と自然が共に生きる仕組み 環境問題は人間と活動と自然のシステムが共生できなくなったことに起因しています。本当の豊かさとは何かについて考えながら,人間と自然が共に生きるしくみを探ります。
ほんとうのゴミ問題 ゴミ問題を解決するために循環型社会の構築が求められています。しかし,大量生産,大量消費,大量廃棄をそのままにしておいてゴミ問題は解決できません。本当のゴミ問題ついて迫ります。
産業廃棄物処理技術とその諸課題 我が国では多量の産業廃棄物が発生しています。本講義では産業廃棄物とは何か,産業廃棄物はどのように処理され,リサイクルされているのかについて説明します。また,廃棄物問題の解決方法についても考えてみたいと思います。
化学物質って危ないの? 私たちはたくさんの化学物質の恩恵にあずかると共に,有害な化学物質による脅威にもさらされています。一方,すべての化学物質が危ないものだと認識され,科学的に間違った考えもあります。化学物質の性質を知り,適切な管理と利用の方法を考えます。
リスクトレードオフって何? 環境リスクに限らず,世の中の多くのリスクは,あるリスクを減らそうとすると別なリスクが増加するという関係があります。これをリスクトレードオフと言いますが,この考え方が理解出来ていないと,リスクはどこまででも減らすことができるという誤った考えを持ってしまいます。リスクトレードオフについて分かりやすく説明します。
環境経営概論 「環境経営」は企業経営の常識となりつつあり,「環境経営」抜きでは企業が生き残れない時代に突入しました。「環境経営」とは何?,環境ビジネスとの違いは? など実社会の状況を平易に説明します。
環境系学問の理解 環境系学問は非常に広い範囲を対象としていますが,大まかには,自然科学系と社会科学系に分けることができます。環境学に関係する学問にはどんなものがあるのか,環境系学問が目指すものは何なのかについて,解説します。
大学で学ぶこと高校で学ぶこと 大学とはどういうところか,大学進学を目指す場合,自分にあった大学,学部をどのようにして選べばよいのか。大学進学を目指す高校生の皆さんが,高校時代にやっておかなければならないことは何か。などについて,高校生の皆さんが自分の将来を考えるきっかけになる様な話題を提供します。

これまでの出張講義の記録

協働学習の実践

 これまでの授業は講義形式でおこなっていましたが,個々の学生に対応した講義ができないこと,学生の知識習得意欲が高まらないことなどから,講義形式に限界を感じていました。現在,教育内容と授業方法の改善を目的としてファカルティ・デベロップメント(FD:大学教員の資質開発)活動が多くの大学で実践されています。授業方法の改善についての資料を探していたところ,「学生参加型の大学授業」D.W.ジョンソン他,関田一彦訳;玉川大学出版部にたどり着きました。今後の授業では,講義形式の授業ではなく協働学習に取り組んでみたいと思います。まだまだ,授業の開発段階でうまくいくかどうか分かりませんが,結果は,できるかぎり報告したいと思います。なお,上記の本では協同学習という言葉を使用していますが,ワークショップなども活用し,協働学習に発展させたいと模索しているところです。